「ジャズマン」のコードを探すときは、最初に曲を特定する必要があります。同名・類似名の楽曲がありますが、この記事ではサザンオールスターズの「ジャズマン(JAZZ MAN)」を対象にします。サザンオールスターズ公式サイトでは同曲が1980年6月21日発表のシングルとして掲載され、公式の楽曲ページでは作詞・作曲が桑田佳祐、編曲がサザンオールスターズと確認できます。
演奏へつなげるには、インターネット上のコードを一列に暗記するより、許諾されたコード譜と公式音源を照合し、イントロ、歌の主要部、展開部、タイトルが現れる部分、間奏、終止というまとまりで覚える方法が確実です。版によってキー、分数コード、テンション、反復記号の表記が異なることがあるため、この記事では未確認の完全コード譜を推測して掲載せず、曲固有のフォームとコードチェンジを正確に身につける手順を解説します。
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- 対象となる「ジャズマン」の確認方法
- フォームごとにコードを覚える手順
- メロディとコードチェンジを対応させる方法
- ピアノやギターで演奏を仕上げるポイント
まず楽曲を特定する
コード練習の前に、曲名、演奏者、音源、楽譜を一致させます。ここが曖昧だと、別の「Jazzman」のコードを覚えてしまう可能性があります。
対象はサザンの楽曲
この記事で扱うのは、サザンオールスターズの「ジャズマン(JAZZ MAN)」です。公式ページで曲名と収録作品を確認し、公式配信リンクから基準にする音源を一つ選びます。
検索時には、次の情報をセットにすると取り違えを防げます。
- 曲名:ジャズマン(JAZZ MAN)
- アーティスト:サザンオールスターズ
- 作詞・作曲:桑田佳祐
- 編曲:サザンオールスターズ
- 発表:1980年6月21日のシングル
英語題だけで検索すると、キャロル・キングの「Jazzman」など別曲も表示されます。コード譜の冒頭にアーティスト名が明記されているか必ず確認してください。
基準音源を一つに決める
スタジオ音源とライブ演奏では、イントロ、間奏、終止、キーが異なることがあります。最初の練習では、公式サイトからたどれるスタジオ音源を基準にします。
基準音源を途中で替えると、「楽譜と小節数が合わない」「最後だけコードが違う」といった混乱が起きます。別バージョンを研究するのは、基本フォームを覚えた後で十分です。
許諾楽譜で確認する
正確なコード列が必要なら、出版社の歌本、バンドスコア、ピアノ譜など許諾された楽譜を使います。譜面の種類によって目的が異なります。
| 譜面の種類 | 確認しやすい内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 歌本・コード譜 | 歌詞とコードの切り替え | イントロや細かなフレーズが省略される場合がある |
| バンドスコア | 原曲に近い各パート | 情報量が多く、初見では追いにくい |
| ピアノ譜 | メロディと和音の対応 | 原曲のバンド配置とは異なる場合がある |
| 弾き語り譜 | 歌と伴奏の実用性 | 簡略化や移調が行われる場合がある |
まずコード譜で全体を把握し、原曲の細かなリフやキメまで再現したい場合にバンドスコアを参照すると効率的です。
楽譜のコードネームと公式音源が異なるように聞こえたら、すぐ誤植と決めつけないでください。ベースの経過音、コードの転回形、テンションの省略によって、表記と実音の印象が変わることがあります。
演奏したい曲の楽譜を探す
実際に演奏してみたい曲が見つかったら、自分の楽器やレベルに合った楽譜を探してみましょう。同じ曲でも編成や難易度、アレンジが異なるため、内容を確認して選ぶことが大切です。
フォームを先に書き出す
コード名を読む前に、曲の区切りを紙へ書きます。フォームは演奏中の現在地を示す地図になり、コードを忘れたときも次のまとまりへ復帰しやすくなります。
歌詞のまとまりを手掛かりにする
公式歌詞ページを見ると、語りかけるような歌の主要部が進み、タイトルの「Jazz Man」が現れるまとまりへ到達し、その構成が後半でも対応していることが分かります。歌詞そのものを転載する必要はなく、次のようなラベルを付けます。
Intro
A1:最初の歌のまとまり
A2:続く歌のまとまり
B:展開が強まる部分
C:タイトルが現れる中心部分
Interlude:間奏
A3:後半の歌のまとまり
B2:後半の展開部
C2:中心部分の再現
Ending
実際の楽譜にA、B、Cなど別のリハーサルマークがある場合は、そちらを優先します。大切なのは、自分と共演者が同じ名称を使うことです。
小節数を数える
各セクションについて、次の項目をメモします。
- 何小節あるか
- 同じ進行が何回続くか
- 1番と2番で違う小節はどこか
- 間奏は歌の進行と同じか
- エンディングは反復するか、別の終止か
数えるときはコードチェンジではなく拍を基準にします。コードが一小節に二つあっても小節数は一つです。反対に同じコードが二小節続く場合は二つとして数えます。
反復と差分を分ける
A1とA3の進行がほぼ同じなら、別々に暗記せず共通部分と差分に分けます。
A共通:1〜6小節
A1終止:7〜8小節
A3終止:7〜8小節だけ別
この方法なら、覚える量は「A全体を二種類」ではなく「共通部分+二つの終止」です。演奏中も、何番かではなく次の終止がどちらかを意識できます。
コードを機能でまとめる
楽譜からコードを転記したら、1個ずつではなく、行き先を持つグループへ分けます。ポップスの進行でも、トニック、サブドミナント、ドミナント、セカンダリー・ドミナントなどの働きを確認できます。
三つの基本機能
キーを確定したら、主なコードを機能に分類します。
| 機能 | 数字 | 役割 |
|---|---|---|
| トニック | I、viなど | 安定、フレーズの着地点 |
| サブドミナント | ii、IVなど | 外へ展開する準備 |
| ドミナント | V7、viiøなど | トニックへ戻す緊張 |
たとえばCメジャーなら、CまたはCmaj7がI、Dm7がii、FがIV、G7がV7、Am7がviです。実際の「ジャズマン」のキーが別なら、同じ機能をそのキーへ移します。
コード名で覚えるだけだと移調したときに最初から学び直しになります。数字と機能を併記すれば、別のキーでも同じまとまりとして認識できます。
ii-Vを一つの単位にする
楽譜にm7から7thへ完全4度上がる、または完全5度下がる動きがあれば、ii-Vの可能性を確認します。
Cメジャーの例ならDm7-G7、FメジャーならGm7-C7です。二つを別々に覚えず、「目的地へ向かうii-V」としてまとめます。
Dm7 - G7 - Cmaj7
ii V I
途中でキー外の7thコードが現れた場合も、次のコードを見ます。A7の次がDm7なら、A7はDmを一時的な目的地にするセカンダリー・ドミナントです。
分数コードはベースを追う
C/EやG/Bのような分数コードは、上の和音とベースを別々に読みます。C/EならCコードをEベースで鳴らします。機能を大きく変えるより、ベースラインを滑らかにする場合があります。
譜面から分数コードだけを抜き出し、ベース音を順に並べてください。C-B-A-Gのような下降線やF-F#-Gのような半音上行が見えれば、分数コードの目的が理解しやすくなります。
ディミニッシュは前後を見る
dim7は短3度ごとに同じ構造を持つため、コード単独では複数の解釈が可能です。前のベースから半音上がっているか、次のコードへどの音が半音解決するかを確認します。
たとえばC-C#dim7-Dm7なら、C#dim7はCとDm7をつなぐ経過和音です。長く留まらず、ベースと内声の橋として扱います。
メロディと対応させる
コードチェンジを覚える最も確実な手掛かりはメロディです。「この歌詞でこのコード」と文字だけで結び付けず、メロディの長い音やフレーズ終止と対応させます。
変わる拍を特定する
コード譜ではコードネームが歌詞の上に置かれますが、文字幅だけでは正確な拍が分からないことがあります。音源をゆっくり再生し、次の順で確認します。
- 小節頭へ印を付ける
- コードが変わる拍を数える
- その拍のメロディ音を確認する
- ベース音を聞く
- 3度と7度を加えてコード表記と照合する
一小節に二つのコードがある場合、2拍ずつとは限りません。3拍目、4拍目、裏拍で変わる可能性もあるため、拍を聞いて判断します。
長いメロディ音を基準にする
メロディが長く伸びる場所では、その音がコードの根音、3度、5度、7度、テンションのどれかを確認します。
たとえばメロディがDで下がCmaj7なら9th、G7なら5度、Bm7(b5)なら短3度です。同じ音でもコードの役割が変わります。メロディ音をコードの一部として説明できれば、コードチェンジを音で覚えられます。
半音の衝突を確認する
伴奏でテンションを加えるときは、メロディと半音で接する音に注意します。Cメロディの下でBを最高音にしたCmaj7、Aメロディの下でAbを出すG7(b9)などは強い緊張を作ります。
意図した響きでなければ、次のいずれかを選びます。
- テンションを省く
- 問題の音を1オクターブ下へ移す
- 別の7thコードに替える
- コードを短く鳴らす
- メロディの休符へタイミングをずらす
メロディを歌いながら根音だけを弾き、次に3度と7度を足してください。最初からフルコードを弾くより、コードチェンジの必然性を耳で覚えられます。
コード譜を整理する
譜面をそのまま眺めるより、セクションごとのコード表を自分で作ると、演奏中に参照しやすくなります。著作物の完全な譜面を無断で複製・配布せず、自分の練習用メモとして整理してください。
一行を4小節にする
4小節ごとに改行すると、フレーズと視線の動きが一致しやすくなります。
A1
| 1小節目 | 2小節目 | 3小節目 | 4小節目 |
| 5小節目 | 6小節目 | 7小節目 | 8小節目 |
一小節に二つのコードがある場合は同じ枠内に書きます。同じコードが続いても、空欄にせずリピート記号やコード名で持続を明示します。
機能を下段へ書く
コードの下にローマ数字を書きます。セカンダリー・ドミナントなら「V7/ii」のように、どのコードへ向かうかを示します。
コード:| Em7 A7 | Dm7 G7 | Cmaj7 |
機能 :| ii/ii V/ii | ii V | I |
実際の曲で同じ型が別の場所に現れたら、同じ色で印を付けます。コード名が違っても機能が同じ場所を発見できます。
キメを別記する
全員で音を止める場所、ユニゾン、ブレイク、コードを短く打つ場所は、コードネームだけでは伝わりません。譜面に次の記号や言葉を簡潔に加えます。
- Stop:音を止める
- Break:伴奏を抜く
- Hit:全員で短く打つ
- Hold:伸ばす
- Cue:次のセクションへの合図
「ジャズマン」の演奏感を再現するには、和音だけでなく、原曲のリズムとアレンジ上の区切りを確認することが重要です。
ピアノでの練習
ピアノは低音、ガイドトーン、メロディを分けて練習します。フルコードを連続で弾く前に、声部の動きを確認してください。
左手で根音だけを弾く
最初にメトロノームを使い、左手で各コードの根音だけを弾きます。分数コードでは分母の音を弾きます。ここでフォームとコードチェンジの拍を覚えます。
次に、根音へ7度または3度を一音だけ加えます。ドミナント7thなら3度と7度が機能を決めるため、5度は省いても構いません。
ガイドトーンをつなぐ
Dm7-G7-Cmaj7の例なら、Dm7のFとC、G7のBとF、Cmaj7のEとBを追います。C-B-B、F-F-Eのように共通音と半音進行が見えます。
各コードで手の形を作り直すのではなく、前の音が次にどこへ動くかを考えます。近い音へ進めば、テンポを上げても伴奏が滑らかです。
右手でメロディを弾く
右手でメロディ、左手で根音と7度を弾きます。メロディがコードの3度や7度を担当している場合、左手や内声で同じ音を重ねなくても構いません。
最後に9thや13thを一音ずつ足します。加えたことでメロディが聞こえにくくなったら、そのテンションは省くか音域を下げます。
音色と音価を合わせる
原曲の雰囲気を近づけたい場合も、まず音色ではなくリズムを合わせます。コードを鳴らす位置、伸ばす長さ、休符を確認し、その後にピアノ、エレクトリックピアノ、オルガン系の音色を選びます。
ペダルを踏み続けるとベースの経過音やセカンダリー・ドミナントが混ざります。コードが変わる位置で浅く踏み替え、短いキメではペダルを離します。
ギターでの練習
ギターでは、開放弦を多用する大きなフォームだけでなく、中音域の3〜4音ボイシングを使います。歌とベースの空間を残すことが大切です。
3度と7度を探す
コードごとに3度と7度の位置を確認します。ルートをベースが担当する場合、この二音だけでもコードの機能は伝わります。
同じ弦セットで次のコードへ移れる形を探すと、声部の動きが見えます。半音で動く音、保持できる共通音、全音で動く音の順に運指を決めます。
カッティングの位置
コード譜が正しくても、すべての拍で長く鳴らすと原曲のノリから離れます。右手は細かな拍を保ち、実音を出す場所だけ左手の圧力を加えます。
ベースやドラムのアクセントと同じ位置で短く打つ場所、歌の隙間へ入れる場所を分けます。歌っている間は音数を減らし、間奏ではコードの上声を少し動かすと役割が整理されます。
カポと移調
弾き語りでキーを変える場合、カポタストは便利です。ただし譜面上のコード名と実音が異なるため、バンドで共有するときは「カポ位置」「フォーム上のキー」「実音のキー」を明記します。
ピアノやベースと合わせる場合は実音のコード表を用意します。機能を数字で覚えていれば、I-IV-Vやii-Vを保ったまま全体を移調できます。

バンドで合わせる方法
各自がコードを弾けても、フォームとキメの認識が違うと合奏は崩れます。最初のリハーサルでは、音色より構造をそろえます。
セクション名を統一する
イントロ、A、B、C、間奏、エンディングの名称を全員で決めます。楽譜に別のリハーサルマークがあるなら、それを使います。
「サビから」など曖昧な言葉だけでなく、「Cの1小節前」「A2の8小節目」のように位置を指定します。曲固有のフォームを共通言語にすると、途中からの練習が速くなります。
ベースとコードを先に合わせる
ドラムを加える前に、ベースとピアノまたはギターで根音進行を確認します。分数コード、経過ベース、コードが変わる拍をそろえます。
次にドラムを加え、キックとベースの重要なアクセントを共有します。すべてのベース音へキックを重ねるのではなく、フレーズの頭、キメ、終止など必要な場所を選びます。
コード楽器を重ねすぎない
ピアノとギターが同じ低いフルコードを弾くと濁ります。ピアノは中音域の3度と7度、ギターは上声のカッティングというように分担します。
一方が長い音を担当するなら、もう一方は短い合いの手にします。原曲の音数をそのまま二倍にするのではなく、アンサンブル全体で一つのボイシングを作る感覚が必要です。

覚えるための練習手順
フォーム、コード、メロディを一度に覚えようとせず、情報を段階的に重ねます。
- 公式音源を聴いてセクションの境界をメモする
コードはまだ書かず、フォームだけを確認します。 - 許諾楽譜から小節数とコードを転記する
4小節ごとに改行し、反復を明示します。 - 根音だけで曲を通す
分数コードでは分母を弾き、ベースラインを覚えます。 - 3度と7度を加える
各コードの長調・短調・ドミナントの性格を確認します。 - メロディと同時に弾く
コードが変わる拍と長いメロディ音を対応させます。 - イントロとエンディングを別に練習する
歌の進行と異なる部分を混同しないようにします。 - キメと休符を加える
コードネーム以外のアレンジ要素を音源に合わせます。 - 録音してフォームを確認する
途中で小節を足したり飛ばしたりしていないか聞き直します。
テンポを落とす場合も、音価と休符の比率を変えないようにします。ゆっくり練習するとコードを長く伸ばしがちですが、原曲で短く切る音は短いまま保ってください。
暗譜するときは、コード名を声に出す方法に加え、「トニックから展開」「セカンダリー・ドミナントで次へ」「2小節の終止」のように機能とフォームを言葉にします。機械的な羅列より復元しやすくなります。

ジャズマンのコードに関するよくある質問
- この記事はどの「ジャズマン」を扱っていますか?
-
サザンオールスターズの「ジャズマン(JAZZ MAN)」です。キャロル・キングの「Jazzman」など同名曲とは異なります。楽譜を選ぶときはアーティスト名と作詞・作曲者を確認してください。
- インターネットのコードだけで練習できますか?
-
概略をつかむことはできますが、正確なフォーム、分数コード、キメを確認するには許諾楽譜と公式音源の照合が適しています。自動解析では経過ベースを別コードと判断する場合もあるため、一つの表示だけを正本にしないでください。
- コードが多くて覚えられないときはどうしますか?
-
曲をA、B、タイトルが現れる中心部分、間奏、終止に分け、4小節単位で覚えます。さらに、ii-V、セカンダリー・ドミナント、分数コードの下降線などを一つのまとまりとして扱います。共通部分と差分を分けると暗記量を減らせます。
- テンションは譜面どおり全部鳴らすべきですか?
-
すべてを鳴らす必要はありません。メロディがテンションを担当している場合は伴奏から省けます。根音をベースに任せ、3度、7度、必要な9thまたは13thを選べば、少ない音でも機能が伝わります。
- 原曲キーが弾きにくい場合は移調できますか?
-
できます。まず各コードをI、ii、V7、V7/iiなどの機能へ置き換え、その関係を別のキーへ移します。バンドでは実音のコード表を共有し、カポを使う場合はフォーム上のキーと実音のキーを併記してください。
まとめ
「ジャズマン」のコードを演奏するには、まずサザンオールスターズの「ジャズマン(JAZZ MAN)」であることを確認し、公式音源と許諾楽譜を一組にします。同名曲や別バージョンを混ぜず、一つの音源を基準にすることが出発点です。
次に、イントロ、歌の主要部、展開部、タイトルが現れる中心部分、間奏、終止へフォームを分けます。コードは一つずつ暗記せず、ii-V、セカンダリー・ドミナント、分数コードによるベースラインなど、行き先を持つまとまりとして整理します。メロディの長い音とコードが変わる拍を対応させれば、耳からも進行を復元できます。
演奏では、根音、3度と7度、メロディの順に重ね、最後にテンションを選びます。ピアノとギターは音域と音価を分担し、バンド全員でフォーム名、キメ、休符を共有してください。完全なコード列を眺めるだけでなく、曲固有の構造と声部の動きを理解することで、実際の演奏へつながる形で覚えられます。

